2019-12-22(Sun)

令和元年の最後を締めくくる有馬記念! アーモンドアイは鉄板か?過去30年(平成元年~30年)を振り返る!

さて、今週22日の日曜日は師走のグランプリ・有馬記念

普段は競馬をやらない人も、日本ダービーと天皇賞、そして年末のビッグイベントであるこの有馬記念はテレビなどでも取り上げる機会が多いため、興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

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※JRA公式より第64回有馬記念ポスター。

昨年は平成最後のグランプリということで、障害王者のオジュウチョウサンが武豊騎手の騎乗で参戦して盛り上がりましたが、1番人気のレイデオロと2番人気のキセキはそろって3歳馬のブラストワンピースに敗れるという結果でした。

昨年の例にもれず荒れることも多い有馬記念ですが、データを見ても過去30年のうち1~2番人気で人気どおりに決着したケースはたったの5回しか有りません。
今年の1~2番人気が予想されるアーモンドアイとリスグラシューは果たして6例目となれるのでしょうか??

では、さっそく過去30年のレースを平成元年より振り返ってみましょう。

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1989年:1番人気のオグリキャップが5着に沈み、ライバルのイナリワン(4番人気)とスーパークリークでの決着。
1990年:秋の連敗で終わったと思われたオグリが涙の復活Vで劇的に引退レースを飾る。2着はメジロライアン。
1991年:GⅢマイラークラスの14番人気ダイユウサクが、現役最強馬のメジロマックイーンを破る大金星!
1992年:前走でJCを制した圧倒的人気のトウカイテイオーが大敗し、メジロパーマーが逃げ切って大波乱
1993年:前年の有馬記念での大敗以来、骨折を克服して丸一年ぶりに出走したトウカイテイオーが奇跡の復活V

1994年:三冠馬ナリタブライアンと女傑ヒシアマゾンで3歳馬のワンツー。3歳や牝馬でも勝ち負けになると証明。
1995年:ブライアン、アマゾン、ジェニュインが揃って馬群に沈み、6番人気のマヤノトップガンが逃げ切り勝ち
1996年:トップガンは馬群に消えるもサクラローレルが1番人気に応える。2着は3番人気のマーベラスサンデー。
1997年:マーベラスとエアグルーヴの2強を負かしたのは、クラシックで善戦していた4番人気シルクジャスティス
1998年:セイウンスカイとエアグルーヴが飛んで、グラスワンダーが復活の勝利!2着は3番人気のメジロブライト。

1999年:グラス、スペシャル、オペラオーの歴史に残る壮絶な叩き合いを、グラスワンダーがハナ差で制する。
2000年:テイエムオペラオーが年間無敗、重賞7連勝、中長距離の古馬GⅠ完全制覇という不滅の偉業を達成。
2001年:オペラオーとメイショウドトウが揃って飛び、マンハッタンカフェとアメリカンボスで決着する大波乱
2002年:1番人気ファインモーションが飛んでシンボリクリスエスが優勝。2着に13番人気のタップダンスシチー。
2003年:JCを9馬身差で逃げ切ったタップが沈み、逆にクリスエスが9馬身差を付けて圧勝!2着はリンカーン。

2004年:ゼンノロブロイが有馬レコードを叩き出して秋のGⅠ三連勝締め。ペリエは有馬三連覇!2着はタップ。
2005年:圧倒的人気のディープインパクトをルメールのハーツクライが先行策で破る!ゼンノロブロイは大敗。
2006年:ディープインパクトがラストランを飾って優勝!2着にペリエ騎乗の6番人気ポップロックが飛び込む。
2007年:ウォッカやMサムソンなど人気馬総崩れとなり、9番人気マツリダゴッホとダイワスカーレットで万馬券
2008年:安勝のダイワスカーレットが人気に応えるも、2着に14番人気のアドマイヤモナークが突っ込み波乱

2009年:ドリームジャーニーとブエナビスタで堅い決着。 但し、3着は11番人気のエアシェイディ
2010年:ヴィクトワールピサとブエナビスタで堅い決着。 但し、3着は14番人気のトゥザグローリー
2011年:オルフェーブルが人気に応えるも、ブエナが飛んで2着はルメール騎乗の7番人気エイシンフラッシュ
2012年:内博騎乗のゴールドシップが人気に応えるも、2着にはルメール騎乗の10番人気オーシャンブルー
2013年:凱旋門賞帰りのオルフェーブルが8馬身差の圧勝で有終の美。2着は4番人気のウインバリアシオン。

2014年:ゴルシ、ジャスタウェイ、エピファネイアが踏ん張れず、ジェンティル復活と伏兵トゥザワールドで波乱
2015年:ゴルシ以下惨敗、キタサンも3着まで。8番人気のゴールドアクターとサウンズオブアースで大波乱!!
2016年:ルメール騎乗のサトノダイヤモンドがキタサンブラックを抑えて優勝し、堅い決着。
2017年:キタサンブラックが人気に応え有終の美。但し、2着にはルメール騎乗の8番人気クイーンズリング
2018年:1,2番人気のレイデオロとキセキはそれぞれ2,5着まで。勝ったのはクラシック善戦マンの3歳馬ブラストワンピース

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いかがでしたか?
実力馬が有終の美を飾ることも多いですが、歴史的名馬でも人気に応えられなかったり、2~3着に10番人気以下の穴馬が突っ込んでくるケースも多いのが有馬記念の特徴と言えるかと思います。

その理由は小回りで直線が短いのに急坂が有るという非常にトリッキーな中山2500mコースの特長により、展開次第でマイラーでもステイヤーでも先行馬でも差し馬でも来てしまう点にあります。

また、シーズン最後のレースということもあり、連戦の疲労の蓄積で人気馬が馬券圏外に飛んでしまうケースが多々あることも荒れる一因と言えるでしょう。
昨年のキセキも調教は良かったものの、秋天とJCの激走による見えない疲れにより、最後の踏ん張りが効きませんでしたね。

そんな時、外国人ジョッキーの乗る穴馬は怖い存在となりますが、今年は有馬記念を大の得意としているルメール騎手が一番人気の「絶対女王」アーモンドアイに乗ります。
アーモンドアイがディープインパクトやオルフェーヴルらと並んで他のGⅠ馬が束になっても敵わない歴代最強クラスであることはもはや疑う余地はありませんが、そのディープインパクトでさえも負けてしまうことがあるのが有馬記念の怖さです。

熱発により香港遠征を回避し、その後の調整についても慎重で出走判断が直前になったことも一抹の不安として残ります。
これだけの馬で1番人気の責任もあるので、出してくる以上は仕上がっているとは思いますが…。

対抗の一番手は宝塚記念でキセキやスワーヴリチャード、レイデオロらに影も踏ませなかったリスグラシュー。
豪州遠征帰りとなりますが、この馬が実力を発揮できる仕上がりならアーモンドアイにとって過去最大の強敵となるでしょう。

なにせリスグラシューは宝塚記念で歴戦の男馬相手に圧勝した際、ゴール板を過ぎてもなお伸び続けて後続の馬たちを更に10馬身近くぶっちぎったという逸話があるくらい他のGⅠ馬とはモノが違います。(逸話なので多少膨張が入ってます!笑)
惜しくも年内での引退が決まっていますが、この馬も『怪物の領域』に入ってきたと見てよいでしょう。
父ハーツクライは有馬記念でディープインパクトに土を付けた存在なので、舞台(コース適正)はもってこいのはずです。
大物キラーの血が騒いで歴史は繰り返すのか?要注目ですね。

有馬での好成績が多い3歳勢からは皐月賞馬サートゥルナーリアと菊花賞馬ワールドプレミアとヴェロックスの三頭が参戦。

サートゥルは前走の天皇賞では直前のイレ込みによって終始力んでのレースとなってしまい6着に惨敗しましたが、中山競馬場はGⅠを既に2勝(ホープフルSと皐月賞)している得意のコースなので、巻き返しの可能性は十分あります。
人気が落ちるようならここは狙い目かもしれません。
ただ、この馬はパドックでは大丈夫でも本場馬入場後の返し馬や輪乗りで入れ込むケースがあるため、この馬の馬券を買うか否かは文字通りギャンブルとなるでしょう。

一方、菊花賞馬は過去にナリタブライアン・マヤノトップガン・マンハッタンカフェ・オルフェーヴル・ゴールドシップ・サトノダイヤモンドが勢いに乗ってそのまま有馬も制しており、今年の菊花賞を勝ったワールドプレミアもチャンスは十分です。
7月に急逝した偉大な父ディープインパクトのためにも、主戦だった武豊騎手と共に勝利して良い報告を届けたいところです。

また、シルクジャスティスやブラストワンピースのような゛クラシック善戦ホースの大掛け゛にも注意が必要です。
今年の善戦マンはヴェロックス。秋3戦目で調教も抜群だったようです。菊花賞からの距離短縮も血統的に好材料でしょう。

雨でチカラのいる重馬場となった前走のJCを快勝したスワーヴリチャードは、レース間隔が詰まっていて直前の調教が非常に軽めだったため、当日の馬体重とパドックでの出来を確認する必要があります。
また、凱旋門賞帰りの実力馬フィエールマンとキセキも仕上がってさえいれば巻き返すチャンスは十分あります。
過去には宝塚とJCを勝ったタップダンスシチーが凱旋門賞17着のあと見事に巻き返して好走しているように、凱旋門賞の成績は度外視してよいかと思います。世界最高峰のレースに挑戦するほどの実力馬なので、問題は仕上がっているか否かの一点です。
(ちなみにフィエールマンの調教は抜群だったようです。)

有馬記念は歴史に残るスターホースが負けてしまうケースも多々ありましたが、逆にピークを過ぎたと言われた実力馬が復活を果たしてきた舞台でもあります。
秋天6着→JC11着から蘇って引退レースを飾ったオグリキャップや、骨折を克服して丸一年ぶりの出走でミラクルを起こしたトウカイテイオーの復活劇は有名ですが、他にもGⅡを5着→6着で早熟馬のレッテルを貼られたグラスワンダーの復活などもありました。
今年はピーク落ちと言われてノーマークになっているレイデオロやシュヴァルグランの復活はあるのでしょうか?
特に、レイデオロは前走の結果(苦手な重馬場で大敗)は度外視で良いため、良馬場で行われるなら注意が必要かと思います。

また、荒れる時は6~15番人気の馬も平気で突っ込んでくるのが有馬記念です。
14番人気だったダイユウサクや10番人気オーシャンブルー、8番人気ゴールドアクターのように、前走で勝っていても地味で人気にならなかった馬も数頭いますが、その他は前走大敗という馬達が3着以内に来ています。

例えば、15番人気のメジロパーマーの前走は秋天17着、9番人気マツリダゴッホの前走も秋天15着からの優勝でした。
また、13番人気アメリカンボスは8→11→10着、同じく13番人気だったタップダンスシチーはGⅢで5着、14番人気アドマイヤモナークは2→12→12着、11番人気エアシェイディはJC5着、14番人気トゥザグローリーはJC11着、7番人気エイシンフラッシュはJC8着、9番人気トゥザワールドは菊花賞16着、クイーンズリングに至ってはシーズン全敗(15→6→4→4→7着)からの入線です。

有馬記念は調子重視で前走の成績は関係ない」「中山巧者の大掛けに注意」というのが穴狙いのポイントでしょう。
今年のメンバーで前走惨敗している中山巧者と言えそうな馬は、オールカマーを勝っているスティッフェリオと皐月賞馬のアルアインですかね。
前走天皇賞で3着に逃げ粘ったアエロリットと、エリザベス女王杯で2着に粘ったクロコスミアも含めて前残りが怖い存在です。
前走エリ女で外を回され前残りの展開で7着だったスカーレットカラーも、良い枠を引いたので穴党には気になる一頭です。

この一年、競馬界を盛り上げてきたスターホース達の夢の競演である゛ドリームレース゛有馬記念。
GⅠ馬が11頭という豪華メンバーとなりました。

今回の有馬記念は歴史的名牝であるアーモンドアイとリスグラシューが人気になると思いますが、仮にこの二頭を買う場合は配当がつかないため、3連単などで3着の馬にどれを選ぶかがポイントとなるでしょう。
もしくは思い切ってアーモンドとリスグラのどちらかを切ったり、サートゥルやヴェロックスあたりを軸に人気薄に流して万馬券を狙うという手もあります。
゛馬券の買い方゛も問われるレースとなりそうですね。

競馬初心者の方は好きな馬の応援馬券を買ったり、ラッキーナンバーでワイドを購入しても面白いかもしれませんね。🎵
令和になって最初の夢舞台、第64回有馬記念をみんなで楽しみましょう!


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※土曜時点でのオッズ表。(Sportsnaviより)


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2019-10-26(Sat)

【天皇賞】 令和になって最初の天皇賞(秋) …過去30年を振り返る!

天皇賞は毎年、春と秋の二度行われ、G1レースの中でも格式高い伝統の一戦です。
同世代の頂点を決める日本ダービーと、年末のクリスマス・グランプリである有馬記念と並び、競馬ファンでない方もよく耳にするレースではないでしょうか?
今年は4月末に行われた春の天皇賞が平成最後のG1レースでしたので、明日の秋の天皇賞が令和になって初めての天皇賞ということになります。

2019 秋天ポスター
※JRA公式ポスター。昨年のジャパンカップを驚異的なレコードで圧勝したアーモンドアイが一番人気。


今回も例のごとく、過去10戦程度ではデータの意味が全くないので、過去30年分を振り返ってみたいと思います。

秋の天皇賞の傾向を一言で言うとすればズバリ ゛荒れるレース゛
平成元年から11年連続で一番人気が勝てなかったり、メジロマックイーンの斜行による最下位降着があったり、ビワハヤヒデとウイニングチケットの1,2番人気がレース中の屈腱炎で揃って引退したり、サイレンススズカの故障による競争中止(その場で安楽死処置)があったりと波乱が多く、とにかく人気どおりに決まらないレースという印象です。
古くからの競馬ファンの間では『府中の2000mには魔物が住む』とまで言われています。。

参考までに過去30年で1番人気が勝ったのはたったの9回(勝率30%)であり、1-2番人気で決まったのはわずか3回(10%)だけしかありません。

比較的人気サイドで決まることの多いダービーや春の天皇賞に比べて、これらは著しく低い確率となっており、1,2番人気が予想されるアーモンドアイやサートゥルナーリアにとっては嫌なデータとなっています。💦

過去を振り返ってもオグリキャップやトウカイテイオー、ビワハヤヒデとナリタブライアン兄弟、サクラローレルといった怪物たちがこのレースでは苦汁を舐めてきました。
一度は勝って連覇を狙ったテイエムオペラオーやゼンノロブロイ、ウオッカ、ブエナビスタらも翌年は惨敗…
秋天の連覇を達成したのは長い歴史上、2002-2003年のシンボリクリスエスただ一頭だけ。それほどの難コースです。

一方、先述したウオッカやブエナビスタの他にもエアグルーヴやヘヴンリーロマンスといった牝馬が優勝しており、同世代レースである三冠最後の菊花賞に向かうことが多い3歳馬も、参戦数は少ないもののバブルガムフェローとシンボリクリスエスが優勝。ジェニュインやディープスカイ、ペルーサなども馬券に絡む好走を見せています。

つまり、少ないながらも1番人気で9頭は勝っている(2000テイエムオペラオー、2003シンボリクリスエス、2004ゼンノロブロイ、2007メイショウサムソン、2008ウオッカ、2010ブエナビスタ、2015ラブリーデイ、2016モーリス、2017キタサンブラック)実績もあり、『非常に荒れやすいコースだが、実力さえ確かなら1番人気でも牝馬でも3歳馬でも勝っておかしくない』…という、なんとも掴みどころのないレースと言わざるをえないでしょう。

荒れる場合の要因として、スタート直後にコーナーが来る東京・府中の2000mのコース形態は有名で、秋の天皇賞は明確に大外枠が不利という特徴があります。
また、スタートがトリッキーなわりには途中のコーナーが少なく息を入れられない上に最後の直線は長い坂が待っているため、逃げ切り勝ちは容易ではなく、スピードとスタミナ両方に秀でた実力馬でなければ勝てないレースと言われています。
過去30年で秋天を逃げ切った勝ち馬は、不良馬場のなか繰り上がり一着となったプレクラスニー以外いません。
これが同じ東京のレースでも2400mで行われる日本ダービーとは違うところです。
(ダービーはアイネスフウジンやミホノブルボンやサニーブライアンが逃げ切り、今年のロジャーバローズもそれに近い形。)

タイプ的にはマイルのG1を勝っているヤマニンゼファーやサクラチトセオー、アグネスデジタル、ダイワメジャー、カンパニー、モーリスなど、中距離もこなすマイラーは十分チャンスがありますが、ライスシャワーやメジロブライト、オウケンブルースリ、ジャガーメイルといったズブいステイヤーは勝負どころでのスピードアップや瞬発力勝負に対応できないケースが多いです。
同じステイヤーでもメジロマックイーンやテイエムオペラオーやメイショウサムソンなどのように、スピードを兼備したタイプであれば対応は可能でしょう。
※マックイーンは降着となったが1位入線という内容。オペラオーやサムソンもスピードが必要な皐月賞を勝っている。

他に荒れる要因となるのは、スローの瞬発力勝負になった場合と、馬場が極端に悪化した場合です。
前者はヘヴンリーロマンス(14番人気)、エイシンフラッシュ(5番人気)、スピルバーグ(5番人気)。後者はプレクラスニー(3番人気)やアグネスデジタル(4番人気)が展開や道悪巧者の利点を活かして勝利しています。
一方、よどみない平均ペースで番手からの先行抜け出しが決まったのは1994年のネーハイシーザー(3人気)や2006年のダイワメジャー(4人気)。
先行勢は「スローに落としつつ途中から徐々にペースを上げて直線の瞬発力勝負にはしない(但し、早く仕掛けすぎると最後までもたない)」というジョッキーの手腕が非常に問われるレースになります。

今年のメンバーはアエロリットとスティッフェリオという強力な先行馬がおり、それを見るような位置でアーモンドアイやダノンプレミアムらが進める形になりそうですが、大外に入ったウインブライトやアルアインも前々で競馬をするタイプのため、これらが無理してポジションを取りに行くと、ゴチャついたりハイペースになってしまう可能性も考えられます。
よどみないペースに持ち込んだ先行勢が押し切るのか、ハイペースになって最後に後続の差しが決まるのか、展開を読むのも非常に難しいレースになりそうです。

一番人気が確実な現役最強馬アーモンドアイは、位置取りや展開に関わらず長く切れる脚が使えるスーパーホースであるため、前走の安田記念のようにスタートで致命的な不利でも受けない限りは連を外すことはまずないでしょう。

一方、今年の3歳勢でトップクラスの実力馬であるサートゥルナーリアが2番人気になりそうですが、前走で負かしたヴェロックスが菊花賞でも案外だったことと、左回りや気性的にスタートにも不安を抱えるなど課題も散見されるため、馬券を買う上ではこの馬の取捨が最大のテーマになるかもしれません。
当日のパドック~返し馬で入れ込んでいないか、直前まで注視する必要があります。

その他の人気上位馬で好材料なのは絶好の内枠を引いたアエロリットとスワーヴリチャードと真ん中のダノンプレミアム調教が良かったのはワグネリアンと前走で良い勝ち方をしたユーキャンスマイル

当然ですが、アーモンドアイを中心に買うなら点数は多く買えませんから、買い目は絞る必要がありますね。
あとは馬体重や当日の馬場状態を見てどう絞るか…みなさんはもう何を買うか決まりましたか?

令和最初の天皇賞。キャッチコピーは゛王者は秋風を味方に゛です。素晴らしいレースを期待したいですね!


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※土曜時点でのオッズ表。(Sportsnaviより)


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2019-09-08(Sun)

ディープインパクトに続いてキングカメハメハまで急逝・・・「ニつの巨星」と謳われたキンカメ産駒を過去の名馬たちの種牡馬成績と徹底比較!

日本中の競馬ファンに衝撃を与えた7/30のディープインパクト急逝からわずか一週間後、ディープと同じく日本競馬の生産界を支えてきたキングカメハメハもこの世を去りました。

社台コーポレーション代表の吉田勝己氏をして「これで二つの巨星が落ちてしまった。」と言わしめたキングカメハメハ。
現役時代は史上初めてNHKマイルCと日本ダービーの変則二冠をいずれもレコードタイムで達成し、圧倒的な能力を誇示しながら怪我により引退。

その後、種牡馬となっても多くのG1ホースを送り出し、ディープインパクトを初めとするサンデーサイレンス系とは異なるサイアーラインの繁栄に大いに貢献する存在でした。
同系の近親交配を避ける意味でも、その存在価値は ある意味ディープ以上であったと言っても過言ではないでしょう。

日本リーディングサイヤー列伝
※日本競馬の礎を築いたノーザンダンサー系の大種牡馬ノーザンテースト/日本近代競馬を世界レベルに飛躍させたアメリカ産馬サンデーサイレンス/現在のレイズアネイティヴ系の繁栄を決定的にしたキングカメハメハ/サンデーサイレンスの後継種牡馬ディープインパクト。


ここで今一度、キンカメの残した活躍馬を振りかえつつ、産駒の傾向を考察してみたいと思います。

キンカメの父親はレイズアネイティヴ系ミスタープロスペクター産駒のキングマンボ、母方はノーザンダンサー系であり、代表産駒は短距離王のロードカナロアや三冠牝馬のアパパネのほか、ダービー馬のドゥラメンテとレイデオロになります。
他にもローズキングダム、ルーラーシップ、ホッコータルマエ、ラブリーデイ、リオンディーズ、ミッキーロケット、レッツゴードンキなど、実に14頭ものG1馬を送り出しました。

G1勝ち馬の総数こそディープインパクトに劣るものの、牝馬三冠馬に牡馬二冠馬に史上最速スプリンターまで出しており、内容の濃さでは勝るとも劣らない種牡馬成績です。
活躍した産駒の傾向を見ると、ディープと同じく仕上がりの早い中距離型オールラウンダーで長距離の古馬G1戦線では苦戦を強いられていますが、ディープ産駒が苦手としていた短距離やダートのG1路線での大物まで輩出していることも大きな特徴です。

既に初年度からアーモンドアイ、次年度にサートゥルナーリアを輩出したロードカナロアが後継種牡馬としての地位を固めており、多くの後継馬を残したキンカメがいかに凄かったかは、過去の名馬たちの繁殖成績と比べてみると分かります。

昭和の最後から平成に掛けてスーパーホースと言われた名馬は数多くいますが、その多くが後継種牡馬を残せていません。
当然ですが後継馬がいないということは父方としての血脈は途絶えるということになってしまいます。

名種牡馬ステイゴールドとのニックス(黄金配合)として一世を風靡し、オルフェーヴルやゴールドシップの母の父として有名なメジロマックイーンや、シーザリオとブエナビスタを送り出したスペシャルウィークの血脈は母方として残っていきそうですが、オグリキャップにトウカイテイオー、ミホノブルボン、ビワハヤヒデ&ナリタブライアン兄弟、マヤノトップガン、フサイチコンコルド、サニーブライアン、エルコンドルパサー、アドマイヤベガ、テイエムオペラオー、メイショウサムソン、アグネスタキオンとディープスカイ親子といった名馬たちは残念ながら繁殖としての結果は残せませんでした。

ジャングルポケット(トーセンジョーダンやオウケンブルースリなどG1馬8頭)にクロフネ(カレンチャンやアエロリットなどG1馬7頭)、タニノギムレット(ウォッカ)、マンハッタンカフェ(レッドディザイヤ、クイーンズリング、ヒルノダムール)、ゼンノロブロイ(サンテミリオンがオークス勝つもペルーサやルルーシュなどがもう一歩)といった馬たちも、G1馬を出してランキング上位を賑わせたものの、牝馬に活躍馬が多いなどの事情もあって、今のところ後継種牡馬に恵まれていません。

シンボリクリスエス(エピファネイア、ルヴァンスレーブなどG1馬5頭)にネオユニヴァース(ロジユニヴァース、アンライバルド、ヴィクトワールピサ、ネオリアリズム)、ダイワメジャー(カレンブラックヒル、メジャーエンブレム、アドマイヤマーズなどG1馬6頭)、オルフェーヴル(初年度からラッキーライラックとエポカドーロ)といった産駒達の繁殖としての評価はこれからというところです。

一方、ステイゴールド(ドリームジャーニー&オルフェーヴル兄妹、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップ、フェノーメノのほか障害王者のオジュウチョウサンや道悪ステイヤーのレインボーラインに、マイラーのウインブライトとインディチャンプまで幅広いタイプの産駒を輩出)やハーツクライ(ジャスタウェイやリスグラシューといった大物のほかワンアンドオンリーやヌーヴォレコルト、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードなども輩出)のほか、産駒のスクリーンヒーローが最強マイラークラスのモーリスを出したグラスワンダーや、砂の怪物カネヒキリを筆頭に11頭ものG1馬を輩出し、現在キンシャサノキセキがランク上位を賑わしているフジキセキは成功した例と言えるでしょう。
また、エスポワールシチーやスマートファルコン、コパノリッキーといった砂の怪物クラスを何頭も出しているゴールドアリュールもダート路線で独自の地位を築いていますよね。


JRA表
※JRA公式より。2018年度の種牡馬成績。ディープ、キンカメ、ステゴ、Gアリュール、マンハッタンカフェは既に死亡。


2010~2011年度にリーディングサイヤーに輝き、ディープインパクトが種牡馬になって以降も、自身が種牡馬を引退する昨年までずっとランキング2位の座を守り続けたキングカメハメハ。
体調不良により種牡馬を引退してからわずか1年少しで、ゆっくり余生を過ごすこともできずにディープの後を追うように星となってしまいました。
サンデーサイレンス系とは異なるレイズアネイティヴ系のサイアーラインを日本競馬界に繁栄させた大功労馬であるキングカメハメハ。
競馬ファンとして感謝するとともに、安らかに眠ってほしいと思います。


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2019-08-10(Sat)

ディープインパクト急逝に想うこと・・・産駒のタイプも徹底検証!

7/30に競馬ファンにはショッキングなニュースが飛び込んできました。
日本競馬界の至宝であったディープインパクトが、持病であった頸椎の手術明けに患部を骨折し、安楽死の処置で急逝。

現役時に無敗での三冠達成を含めG1を7勝し、種牡馬になってからも7年連続でリーディングサイヤーに輝くなど、多くの記録を打ち立てた希代の英雄・ディープインパクト…ここで改めて彼の種牡馬成績と産駒の傾向を振り返ってみようと思います。

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※圧勝!(ダービー)、日本近代競馬の結晶(菊花賞)、この馬でも無理なのか…(凱旋門賞)、最後の衝撃!(有馬記念)。

注:母系の◯◯系は直仔ではないがその系統という意味。釈の関係によりストームキャットはストキャ、ネバーベンドはネバベン、ミスタープロスペクターはミスプロのように省略して記載。
なお、備忘のために記載しておくと、ストキャやヌレイエフやリファールはノーザンダンサー系、同じノーザンダンサー系でもデインヒルは便宜上ダンジグ系、サドラーズウェルズはサドラー系とし、ミスプロはレイズアネイティヴ系、シアトルスルーとAPインディ親子はボールドルーラー系と表記してあります。
また、シャトル=南/北半球の移動式種牡馬のことです。古馬の中/長距離G1を勝ってる馬は左端が◯になっています。
評価=競争実績をもとにランク付け。早熟のマイラーとレベルの落ちる豪州G1のみの勝ち馬は便宜上Cとしています。
※ 低実績=繁殖として低評価というわけでないことは言うまでもありません。


<種牡馬>
●トーセンラー(マイルCS):距離万能の普通タイプ、母系はミスプロ×サドラーのB評価⇒現役種牡馬
●ダノンシャーク(マイルCS):適距離1600mの晩成タイプ、母系はカーリアン×ネバベンのB評価⇒現役種牡馬
●リアルインパクト(安田記念、豪州マイルG1):適距離1600mの持続タイプ、母系はPキロ×インテントのB評価⇒シャトル
●ディープブリランテ(ダービー):適距離2400mの持続タイプ、母系はネバベンのA評価⇒現役種牡馬
◯スピルバーグ(秋天):適距離2000mの普通タイプ、母系はミスプロ×サドラーのA評価⇒現役種牡馬
●キズナ(ダービー):適距離2400mの早熟タイプ、母系はストキャのA評価⇒現役種牡馬
●エイシンヒカリ(イスパーン賞1800、香港C):適距離2000mの普通タイプ、母系はストキャ×カロ系のA評価⇒シャトル
●ミッキーアイル(NHKマイル、マイルCS):適距離1600mの持続タイプ、母系はデインヒル×ヌレイエフのA評価⇒シャトル
●サトノアラジン(安田記念):適距離1800mの普通タイプ、母系はストキャ×ミスプロのB評価⇒現役種牡馬
●トーセンスターダム(豪州G1を2勝):適距離1800mの普通タイプ、母系はミスプロ×NダンサーのC評価⇒海外で種牡馬
●リアルスティール(ドバイターフ1800):距離万能の持続タイプ、母系はストキャ×ミスプロのA評価⇒シャトル
●ダノンプラチナ(朝日杯FS):適距離1600mの早熟タイプ、母系はミスプロ系×Bルーラー系のC評価⇒海外で種牡馬
◯サトノダイヤモンド(菊花賞、有馬):適距離2400mの早熟タイプ、母系はダンジグ系×Hリーズン系のA評価⇒現役種牡馬
●ディーマジェスティ(皐月賞):適距離2000mの持続タイプ、母系はBタイム×サドラーのA評価⇒現役種牡馬
●サトノアレス(朝日杯FS):適距離1600mの早熟タイプ、母系はデインヒル×Bルーラー系のC評価⇒現役種牡馬
●海外馬サクソンウォリアー(英マイルG1を2勝):適距離1600mの早熟タイプ、母系はサドラー×ディンヒル(ダンジグ系)のA評価⇒海外で種牡馬
 
<繁殖牝馬>  
●マルセリーナ(桜花賞):適距離1600mの早熟タイプ、母系はNダンサー系×ターントゥ系のB評価⇒現役繁殖
◯ジェンティルドンナ(牝馬三冠、JC連覇、有馬、ドバイSC含む7冠):距離万能の普通タイプ、母系はダンジグ×リファールのS評価⇒現役繁殖
●ヴィルシーナ(Vマイル2勝):適距離1800mの持続タイプ、母系はミスプロ×ヌレイエフのA評価⇒現役繁殖
●ジョワドヴィーヴル(阪神JF):適距離1600mの早熟タイプ、母系はカーリアン×ターントゥ系のB評価⇒死亡
●海外馬ビューティーパーラー(仏マイルG1):適距離1600mの早熟タイプ、母系はストキャ×Pキロ系のA評価⇒現役繁殖
●アユサン(桜花賞):適距離1600mの早熟タイプ、母系はストキャ×レイズアネイティヴ系のC評価⇒現役繁殖
●ラキシス(エリ女):適距離2000mの晩成タイプ、ストキャ×ミスプロ系のA評価⇒現役繁殖
◯ショウナンパンドラ(秋華賞、JC):距離万能の晩成タイプ、母系はFデピュティのA評価⇒現役繁殖
●ハープスター(桜花賞) :距離万能の早熟タイプ、母系はNダンサー×トニービンのA評価⇒現役繁殖(ベガの孫娘)
◯マリアライト(エリ女、宝塚記念):適距離2200mの晩成タイプ、母系はミスプロ系×ネバベンのS評価⇒現役繁殖
●ミッキークイーン(オークス、秋華賞):距離万能の持続タイプ、母系はヌレイエフ×ミスプロのA評価⇒現役繁殖
●ショウナンアデラ(阪神JF):適距離1600mの早熟タイプ、母系はミスプロ×ヌレイエフのC評価⇒現役繁殖
●シンハライト(オークス):距離万能の持続タイプ、母系はサドラー系のA評価⇒現役繁殖
●ヴィブロス(ドバイターフ1800、秋華賞):適距離1800mの普通タイプ、母系はミスプロ×ヌレイエフのA評価⇒現役繁殖
●ジュールポレール(Vマイル):適距離1600mの晩成タイプ、母系はNダンサー×ミスプロのB評価⇒現役繁殖
 
<現役牡馬>  
●マカヒキ(ダービー):距離万能の早熟タイプ、母系はFデピュティ×RクエストのA評価⇒現役
●アルアイン(皐月賞、大阪杯):適距離2000mの持続タイプ、母系はAPインディ(Bルーラー系)のB評価⇒現役
●ダノンプレミアム(朝日杯FS):適距離2000mの持続タイプ、母系はロベルト系×ディンヒル(ダンジグ系)のB評価⇒現役
◯フィエールマン(菊花賞、春天):適距離3000mの晩成タイプ、母系はニジンスキー系×Pギフト系のA評価⇒現役
●ワグネリアン(ダービー):距離万能の持続タイプ、母系はキンカメ(ミスプロ系)×ヒムヤー系のA評価⇒現役
●ケイアイノーテック(NHKマイル):距離1600mの早熟タイプ、母系はミスプロ系×ダンジグのC評価⇒ 現役
●海外馬スタディオブマン(仏の中距離G1):適距離2000mの普通タイプ、母系はストキャ×ヌレイエフのA評価⇒現役
●ロジャーバローズ(ダービー):適距離2400mの普通タイプ、母系はダンジグ系×リファール系のA評価⇒現役
 
<現役牝馬>  
●アンジュデジール(JBCレディスクラシック):適距離D1800mの普通タイプ、母系はFデピュティ×ミスプロのC評価⇒現役
●ラヴズオンリーユー(オークス):距離万能の普通タイプ、母系はストキャ×ミスプロ系のA評価⇒現役
●グランアレグリア(桜花賞):適距離1600mの持続タイプ、母系はBルーラー系×ニジンスキー系のA評価⇒現役
●ダノンファンタジー(阪神JF):適距離1600mの早熟タイプ、母系はナスルーラ系×ネアルコ系のB評価⇒現役


いかがでしたでしょうか?ディープ産駒の活躍馬の傾向をザッとまとめると以下のとおりです。

適性距離はマイラーが15頭、中距離が13頭、長距離が5頭、万能型が10頭の中距離型オールラウンダーで、スプリントは苦手。
成長タイプは早熟型が14頭、持続型が12頭、普通型が11頭、晩成型が6頭で、仕上がりは早く春のクラシックは大の得意。
海外馬含む43頭のG1馬のうち、古馬の中/長距離G1路線(宝塚、春天、秋天、JC、有馬)を獲った馬はわずかに6頭のみ
※牡馬はスピルバーグ、サトノダイヤ、フィエールマン。牝馬はジェンティル、ショウナンパンドラ、マリアライト。

以上の結果から、ディープ産駒を一言で言い表すと、「仕上がり早で距離1600~2400mまでのオールラウンダーだが、ダートレースと短距離G1と古馬の長距離G1は苦手」ということになるでしょう。
(フェブラリーSとJCダート、スプリンターズSと高松宮記念はいまだ0勝)

よくディープ産駒は牝馬に大物が出るが牡馬には少ないと言われてきましたが、そもそも牝馬三冠を達成してオルフェーヴルを破ってJCに勝ち、海外G1(ドバイSC)まで優勝するという化け物じみた活躍を見せたジェンティルドンナの成績が一頭だけ傑出しているのであって、ディープ産駒で他にG1レースを3勝以上した大物は牡馬/牝馬に関わらずまだ出ていません。

牝馬ではJCでラブリーディやゴールドシップを破ったショウナンパンドラや、宝塚記念でドゥラメンテとキタサンブラックを破ったマリアライトが古馬G1を獲っていますが、牡馬でもジェンティルドンナやジャスタウェイらと好勝負を演じていたスピルバーグのほかに春の天皇賞に勝って凱旋門賞に挑むフィエールマンも出ているので、一般的に言われるほど牝馬偏重の傾向とは言えないと思います。
(サトノダイヤの有馬記念は3歳時にチームプレーを最大限に活かして勝ったもので、古馬G1奪取と言えるかは微妙ですが)
フェイエールマンとワグネリアンがあと1~2個G1を獲れれば牡馬の代表産駒になるでしょうし、今年を含めた残り2世代の中からも大物の出現に期待したいことろです。


ディープインパクトは現役引退後すぐに種牡馬となり、ほぼ毎年200頭以上の種付けをこなしてきて、昨年頸椎の不調で種付けを中止してから1年足らずで手術に踏み切り、急逝という形になってしまいました。

サラブレッドは馬主やファン、生産地といった人々の夢を乗せて走る経済動物という側面はあるのですが、無理な種付け数の実施による過労死に近い状況で、ゆっくり余生も過ごさせてあげられなかったというのは酷な話です。
(牧場側も種付け料を徐々に上げ、昨年からは4000万円にまで上げて頭数の抑制に取り組んでいたそうですが・・・。)

ディープインパクトは文字通り最期のインパクトをもって競馬界に問題提起をして亡くなりました。彼の死を無駄にしないためにも、今後は人気種牡馬の種付け件数の抑制を含め馬産地の方々には熟慮して頂きたいところです。

現在、ディープやキンカメに変わって飛ぶ鳥を落とす勢いで種付け頭数が既に年290頭を越えているロードカナロアとドゥラメンテを筆頭に、240頭越えのルーラーシップとモーリス・・・。
この辺りの種付け頭数の抑制が、来年以降に実施されるのか注目して見守りたいと思います。

そして、ディープインパクトの現役時代の素晴らしいレースシーンを回顧するとともに、心より冥福を祈りたいと思います。

DItt.jpg
「ありがとう!そして、さようなら。ディープインパクトよ永遠に・・・」


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2019-05-27(Mon)

【日本ダービー回顧記】 展開を読み切り、久しぶりに万馬券とったどーっ!!! 💰

2019年 5月26日の15時40分、令和になって最初の日本ダービーが開催されました!

レースは1番枠から2番手で先行した浜中俊騎乗の12番人気 ロジャーバローズが、直線でも最後まで脚色が衰えることなくダノンキングリー以下後続の追撃を振り切り、見事に ”第86代日本ダービー馬” の栄光に輝きました。

単勝93倍というグレード制導入後のダービー最高配当という大穴決着でしたが、ロジャー軸で見事に馬連をゲットしました~

ロジャーバローズ

前回のブログ(https://2019ak3.blog.fc2.com/blog-entry-68.html)で書いたとおりに、リオンリオンが離して逃げ、ロジャーが単騎逃げの形、ダノンが好位の内を追走、ヴェロックスとサートゥルナーリアが中団で牽制し合う状況・・・実際にはナーリアはスタートで出負けして中団より後方から進めざるをえなかったわけですが、この展開予測が見事にはまり、スローの瞬発力勝負にもならず、ロジャーにとって最高のレースが出来た結果と言えるでしょう。人馬ともにナイスプレーでした!

レース前は「皐月賞はフロック」と言われながらダービーも堂々逃げきった1997年のサニーブライアンのケース(メジロブライト、シルクジャスティス、ランニングゲイルの評価が高かった世代)が近いとシミュレーションしていましたが、追い切り後の会見でリオン陣営が”思い切った逃げ”宣言をしてくれたおかげで、1番枠から無理なく番手が見込めるロジャーの方を軸にすることで腹を括ることが出来ました。

タイムも優秀というか超高速馬場の影響により先週のオークスに続いてダービーレコードを更新していますが、実質、単騎逃げの形で自らペースを作って早め先頭からスタミナ勝負に持ち込んでのレコード勝ちですから、フロックでは勝てないレース内容だと思います。昨年から古馬戦線で活躍しているキセキと同じような戦法ですね。

1番人気のサートゥルナーリアは2馬身ほど出遅れましたが、2着のダノンキングリーとの着差が3馬身なので、まともにスタートしていたとしてもギリギリ2着争いかなという感じでした。
道中、慌てて捲って行ったわけでもないのに最後にヴェロックスに指し返されているところを見ると、やはり距離が多少長かったのかもしれないですね。
一方、ヴェロックスの方もダノンの直後に付けて完璧なレース運びをした上で、そのダノンに2馬身半という決定的な差を付けられているので、単純に2400mにおける馬の実力がロジャー≒ダノン>ヴェロ≒ナーリアだったと言えるかと思います。

ロジャーバローズ優勝

かつてダンスインザダークやダノンプレミアムをはじめ、”堅い”と言われた1番人気が諸々の理由で敗退していることからも分かるように、「競馬に絶対は無い」「展開を読むことが大切」の二点を改めて再認識したダービーでした。

馬券はロジャーを軸に三強と「行った行ったの展開」も踏まえてリオンリオンへも合わせて流し 合計4000円を購入しましたが、馬連1-7で112倍の万馬券となり11万2千円の払い戻し!!
高配当だったときは毎回「もうちょっと買っとけば良かったかな」と思いますが、わたしはギャンブラーではないので このくらいの楽しみ方で十分です。(笑)

この日のために最高のサラブレット育成を夢見て努力して来られた生産者・厩舎・馬主・騎手をはじめ関係者の皆さん、一年間お疲れさまでした。明日からはまた新しい世代の頂点を目指した一年の始まりですね!


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好きな食べ物:御寿司、納豆♪
好きな歌手:和楽器バンド♪
趣味:フットサル、サイクリング、ドライブ、映画鑑賞、イラスト。

このたび一念発起して絵本を出しました。「星のゆうびんやさん ハイタツマン」平和のヒーロー、ハイタツマンがいろんな願いを届けます。
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