2019-09-08(Sun)

ディープインパクトに続いてキングカメハメハまで急逝・・・「ニつの巨星」と謳われたキンカメ産駒を過去の名馬たちの種牡馬成績と徹底比較!

日本中の競馬ファンに衝撃を与えた7/30のディープインパクト急逝からわずか一週間後、ディープと同じく日本競馬の生産界を支えてきたキングカメハメハもこの世を去りました。

社台コーポレーション代表の吉田勝己氏をして「これで二つの巨星が落ちてしまった。」と言わしめたキングカメハメハ。
現役時代は史上初めてNHKマイルCと日本ダービーの変則二冠をいずれもレコードタイムで達成し、圧倒的な能力を誇示しながら怪我により引退。

その後、種牡馬となっても多くのG1ホースを送り出し、ディープインパクトを初めとするサンデーサイレンス系とは異なるサイアーラインの繁栄に大いに貢献する存在でした。
同系の近親交配を避ける意味でも、その存在価値は ある意味ディープ以上であったと言っても過言ではないでしょう。

日本リーディングサイヤー列伝
※日本競馬の礎を築いたノーザンダンサー系の大種牡馬ノーザンテースト/日本近代競馬を世界レベルに飛躍させたアメリカ産馬サンデーサイレンス/現在のレイズアネイティヴ系の繁栄を決定的にしたキングカメハメハ/サンデーサイレンスの後継種牡馬ディープインパクト。


ここで今一度、キンカメの残した活躍馬を振りかえつつ、産駒の傾向を考察してみたいと思います。

キンカメの父親はレイズアネイティヴ系ミスタープロスペクター産駒のキングマンボ、母方はノーザンダンサー系であり、代表産駒は短距離王のロードカナロアや三冠牝馬のアパパネのほか、ダービー馬のドゥラメンテとレイデオロになります。
他にもローズキングダム、ルーラーシップ、ホッコータルマエ、ラブリーデイ、リオンディーズ、ミッキーロケット、レッツゴードンキなど、実に14頭ものG1馬を送り出しました。

G1勝ち馬の総数こそディープインパクトに劣るものの、牝馬三冠馬に牡馬二冠馬に史上最速スプリンターまで出しており、内容の濃さでは勝るとも劣らない種牡馬成績です。
活躍した産駒の傾向を見ると、ディープと同じく仕上がりの早い中距離型オールラウンダーで長距離の古馬G1戦線では苦戦を強いられていますが、ディープ産駒が苦手としていた短距離やダートのG1路線での大物まで輩出していることも大きな特徴です。

既に初年度からアーモンドアイ、次年度にサートゥルナーリアを輩出したロードカナロアが後継種牡馬としての地位を固めており、多くの後継馬を残したキンカメがいかに凄かったかは、過去の名馬たちの繁殖成績と比べてみると分かります。

昭和の最後から平成に掛けてスーパーホースと言われた名馬は数多くいますが、その多くが後継種牡馬を残せていません。
当然ですが後継馬がいないということは父方としての血脈は途絶えるということになってしまいます。

名種牡馬ステイゴールドとのニックス(黄金配合)として一世を風靡し、オルフェーヴルやゴールドシップの母の父として有名なメジロマックイーンや、シーザリオとブエナビスタを送り出したスペシャルウィークの血脈は母方として残っていきそうですが、オグリキャップにトウカイテイオー、ミホノブルボン、ビワハヤヒデ&ナリタブライアン兄弟、マヤノトップガン、フサイチコンコルド、サニーブライアン、エルコンドルパサー、アドマイヤベガ、テイエムオペラオー、メイショウサムソン、アグネスタキオンとディープスカイ親子といった名馬たちは残念ながら繁殖としての結果は残せませんでした。

ジャングルポケット(トーセンジョーダンやオウケンブルースリなどG1馬8頭)にクロフネ(カレンチャンやアエロリットなどG1馬7頭)、タニノギムレット(ウォッカ)、マンハッタンカフェ(レッドディザイヤ、クイーンズリング、ヒルノダムール)、ゼンノロブロイ(サンテミリオンがオークス勝つもペルーサやルルーシュなどがもう一歩)といった馬たちも、G1馬を出してランキング上位を賑わせたものの、牝馬に活躍馬が多いなどの事情もあって、今のところ後継種牡馬に恵まれていません。

シンボリクリスエス(エピファネイア、ルヴァンスレーブなどG1馬5頭)にネオユニヴァース(ロジユニヴァース、アンライバルド、ヴィクトワールピサ、ネオリアリズム)、ダイワメジャー(カレンブラックヒル、メジャーエンブレム、アドマイヤマーズなどG1馬6頭)、オルフェーヴル(初年度からラッキーライラックとエポカドーロ)といった産駒達の繁殖としての評価はこれからというところです。

一方、ステイゴールド(ドリームジャーニー&オルフェーヴル兄妹、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップ、フェノーメノのほか障害王者のオジュウチョウサンや道悪ステイヤーのレインボーラインに、マイラーのウインブライトとインディチャンプまで幅広いタイプの産駒を輩出)やハーツクライ(ジャスタウェイやリスグラシューといった大物のほかワンアンドオンリーやヌーヴォレコルト、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードなども輩出)のほか、産駒のスクリーンヒーローが最強マイラークラスのモーリスを出したグラスワンダーや、砂の怪物カネヒキリを筆頭に11頭ものG1馬を輩出し、現在キンシャサノキセキがランク上位を賑わしているフジキセキは成功した例と言えるでしょう。
また、エスポワールシチーやスマートファルコン、コパノリッキーといった砂の怪物クラスを何頭も出しているゴールドアリュールもダート路線で独自の地位を築いていますよね。


JRA表
※JRA公式より。2018年度の種牡馬成績。ディープ、キンカメ、ステゴ、Gアリュール、マンハッタンカフェは既に死亡。


2010~2011年度にリーディングサイヤーに輝き、ディープインパクトが種牡馬になって以降も、自身が種牡馬を引退する昨年までずっとランキング2位の座を守り続けたキングカメハメハ。
体調不良により種牡馬を引退してからわずか1年少しで、ゆっくり余生を過ごすこともできずにディープの後を追うように星となってしまいました。
サンデーサイレンス系とは異なるレイズアネイティヴ系のサイアーラインを日本競馬界に繁栄させた大功労馬であるキングカメハメハ。
競馬ファンとして感謝するとともに、安らかに眠ってほしいと思います。


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